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レイキは怪しい、効果が無い?宗教、詐欺なの?

レイキについて 気功の種類
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レイキ(霊気)を初めて習おうと思ってインターネットを検索すると、様々なページが出てきてびっくりしたことはありませんか?

レイキ(霊気)の様々な効果ややり方、セミナー案内のページがあるかと思えば、怪しい、宗教、詐欺といったマイナスのことを書いているページもあります。

 

果たして、レイキは効果があるのか、はたまたスピリチュアルにありがちな思いこみや詐欺の類なのでしょうか?

この記事では、京都大学大学院(理系)を修了し、その後日本最大手のITコンサルティング企業に勤めて科学や論理を学んだ著者が、実際にレイキ(霊気)を学んでわかったことや皆さんが抱いている様々な疑問点を解説していきます。

ちなみに、著者は中学校2年生から気功を実践しており、気功歴25年を超えますので十分な経験があることも付け加えておきます。

レイキ(霊気)を学ぼうか悩んでいる方の判断材料になるよう、詳しく解説していきます。

レイキ(霊気)とは何か?

レイキ(霊気)というのは、体に手を当てることで、体の不調を改善するという手当て療法の一種です。

手から生命エネルギーとでもいうべき癒しのエネルギーが出ているという思想が根底にあり、その生命エネルギーをレイキ(霊気)の伝授を受けることで開花させ、誰でも使えるようになります。

生命エネルギーという考え方は、東洋では「気」の概念として知られており、鍼やお灸、あん摩、漢方といった東洋医学の根本となる重要な思想として存在します。一方で、西洋の場合はキリストの癒しの奇跡など宗教や魔術と結びつけて考えられることが多いようです。

こういった体を癒す能力は、ギフト(生まれつきの特殊能力)として特別な人にしかできないことと考えられてきましたが、レイキ(霊気)では伝授を受けることで誰でもその能力が身につくと考えています。

 

レイキ能力の伝授(アチューンメント)とは?

レイキの能力を使うためには、レイキ指導者から「伝授(アチューンメント)」といわれる行為を受けることが必要です。

伝授を受けることで、天地といった自然界、宇宙から生命エネルギーを取り込む体内のエネルギー回路を整えます。その結果、体外からたくさんのエネルギーを体内に取り込んで手から放射できるようになり、一般の人よりも太量で質の高いエネルギーを扱えるようになります。

レイキ(霊気)の伝授(アチューンメント)では、指導者(ティーチャー)が受講者の体に触れて、体のエネルギー回路を開く行為を行います。また、最近になって体に触れて行う伝授(アチューンメント)ではなく、体に触れずに行う伝授(アチューンメント)を開発した団体もあります。

この伝授(アチューンメント)といわれる行為が、一般の気功とレイキ(霊気)との大きな違いです

気功の世界では、自分を治療できる気功能力を身につけるまでに少なくとも数か月、数年かかるといわれています。一方、レイキは伝授を受けたらその瞬間から誰でもヒーリングできるようになるわけですから、かなり画期的な方法です。

 

伝授の段階

「伝授(アチューンメント)」には段階があり、一般的なレイキでは3段階に分かれています。

第一段階’(ファーストディグリー)、第二段階’(セカンドディグリー)、第三段階(サードディグリーあるいはマスターディグリー)といった呼び方をします。

伝授を受ければ誰でも体を癒す能力が手に入るといっても、いきなり普通の状態から最高に良い状態になるわけではありません。

 

最初の段階を受けて、自分の体に手を当ててヒーリングすることで体の不調を改善して、より強いエネルギーに耐えられる体になってから次の段階を受ける、といった手順を踏むようにできています。レイキの団体によっては、第一段階と第二段階を同時に受講しても問題ないと判断して、一日で二つの段階を受講できる場合もあります。

 

第二段階以降は、シンボル(印)とマントラ(呪文)という形と言葉を使うことで、より良質で強力なエネルギーを外部から集めて手から放射することがができるようになります。

基本的にシンボルとマントラは非公開で、セミナーを受けた人だけが使うことを許されています。

また、レイキ(霊気)の基本的なやり方を応用して、新しいレイキ(霊気)を作る団体もあり、そういった団体の場合は段階ややり方もかなりアレンジが加えられています。

伝授は宗教行為?

伝授(アチューンメント)という言葉を聞いて宗教を連想する人もいるでしょうから、レイキ(霊気)が宗教と混同されてしまうのも無理はありません。ただ、レイキ(霊気)には宗教として成立するために必要な教義はありませんし、新興宗教のように創始者の臼井氏をまつるといった習慣もありません。

純粋に体を癒すための方法として、レイキ(霊気)は使われていますので、宗教ではありません。

手当てではなく、手かざしによるヒーリングを行う新興宗教として「世界真光教団」と「崇教真光教団」がありますが、レイキ(霊気)とは全く関係のない教団です。

ただし、宗教における修行(座禅や滝行、お経や祝詞、マントラを唱えることなど)は、気功の観点から見れば、明らかに気功の修練方法であるとわかる内容が多くあります。宗教の目的は、目に見えない存在(神や仏)につながることですから、知らないうちに気功の修練をしていたのかも知れません。

臼井氏は、レイキ(霊気)を作るにあたり、古代の文献や宗教、哲学などを研究していたといわれていますから、宗教の修行方法の中に隠れていた効果的なエネルギー開発の方法として、伝授というやり方を作ったのだろうと推察できます。

 

ちなみに、最近流行っているヨガも、元々はヒンズー教の修行方法です。日本にヨガが入ってくる時に、できるだけ宗教色を無くして、健康体操といった形で広まりました。本格的なヨガの場合はマントラ(呪文)を唱えるといった宗教的儀式があります。

インターネットで、本格的なヨガを検索すると、グル(指導者)としてインドで著名なヨガの行者(ぎょうじゃ)が出てきます。ヨガのほうが、宗教色を色濃く残していると思いますが、日本では誰もヨガを宗教とはみなしません。この辺りは、ヨガを広めた方たちの広告戦略が良かったのだと思います。

 

このように、レイキ(霊気)における伝授は、宗教の手法などから取り入れられた可能性が高く、その言葉の響きなどから宗教と誤解される部分があります。しかし、レイキ(霊気)に宗教のような教義はなく、創始者をあがめているわけでもありませんから、宗教ではないと考えるのが適当だと思います。

伝授(アチューンメント)の良い点と悪い点

伝授は、弟子や受講者の能力を短期間に引き上げるという、非常に大きなメリットがあります。

著者もレイキ(霊気)の伝授を受けたときは、はっきりと手からでるエネルギーの強さや質が変わったと実感しました。すでに気功を2年程習っていましたが、そこまで強い気感を感じたことはありませんでした。その状態で体に手を当てると、今までに感じたことのない温かさや体がほぐれていく感覚があり、精神的にも非常に満たされた感覚になったことを覚えています。

その一方で、伝授にはデメリットが存在します。

それは、伝授を行う指導者への負担が非常に大きい、伝授する側のエネルギーレベルに伝授効果が依存するということです。

それぞれについて解説します。

伝授を行う指導者への負担が大きい

相手に大きな変化を促す伝授を行うとき、指導者は大量のエネルギーを消費します。それだけでなく、伝授によって受講者の体内にあるエネルギー回路を整えるためには、エネルギーの流れを阻害しているマイナスのエネルギー(邪気)も抜いていく必要があります。

このため、伝授を行うと必ず受講者の体内にあった邪気が外に出てきます。

受講者が出した邪気は、エネルギーを送り込んでいる指導者にたくさん流れ込んできます。また、部屋にも邪気が溜まります。

 

このため。指導者は伝授後に体にかぶった邪気を積極的に抜いていかなければ、伝授を繰り返すごとにどんどんと体に邪気が蓄積していきます。

「そんなのはヒーリングすれば、抜けていくから問題ないのでは?」

と思われるかも知れませんが、自分1人だけの邪気と伝授で10人、20人と他人からもらう邪気の量は桁が違いますし邪気の質も様々なため、単純にヒーリングをしても簡単に抜けるものではありません。

私も15年気功を実践し、レイキ(霊気)も10年近く実践してから、レイキ(霊気)の指導者になり伝授を行いましたが、自分のためにだけ行うことと、人に伝授をすることでは邪気のかぶり方は天と地の差があると実感しました。

体を蝕まれて病気になる可能性が高くなりますし、伝授を行った部屋に溜まる邪気も積極的にとっていかなければ部屋自体に邪気が充満していきます。その結果、部屋にいるだけで邪気をもらい続けることになります。

 

簡単に指導者になれるレイキ(霊気)の団体もあるようですが、著者の経験から言えばきちんとしたバックアップ体制のないレイキ(霊気)団体の指導者になるのは、非常にリスクが高いと思います。

伝授でもらう邪気の処理方法など、指導者になるためにきちんとした訓練をしてくれるレイキ(霊気)団体を探したほうが良いと思います。

伝授する側のエネルギーレベルに伝授効果が依存する

指導者は、弟子や受講者にエネルギーを送り込むことで彼らのエネルギーレベルを引き上げます。

当然、指導者のエネルギーが強くて質の高いエネルギーであるほど、伝授を受けた人間の変化は大きくなります。

ただ、レイキ(霊気)の場合、指導者が自分のエネルギーレベルを継続的に高めていく方法がありません

気功であれば、様々な流派の手法を学んだり、そこから新しいやり方を作り上げていくことで、継続的にエネルギーをレベルアップしていくことは可能です。

このため、レイキ(霊気)だけを学んで伝授を行う指導者は、エネルギー的には頭打ちになります。

そういった指導者から伝授を受けたとしても、変化する割合は低く、中にはほとんど変化を感じないこともあります。

逆に、様々な気功を学びエネルギーレベルを上げ続けている指導者であれば、伝授を行うときに単にレイキ(霊気)だけにとらわれない、総合力の高いエネルギーを受講者に送ることができるため、大きな変化を起こりやすくなります。

また、指導者が邪気をたくさん抱えて弱っている状態で伝授を行うと、伝授を受ける受講者に対してエネルギーだけでなく邪気も一緒に送り込んでしまうことがあり、それによって受講者が体調を崩したり、運勢がおかしくなることもあります。

 

純粋にレイキ(霊気)だけを学んでいる指導者は、どの系統から伝授を受けたかということを強調する傾向があります。

例えば、臼井氏の直弟子から伝授を受けた系統だと主張する人や団体がいます。

こういった考え方になるのも、レイキ(霊気)には継続的にレベルをあげる手法が存在しないことが原因です。

 

一方で、気功の様々な修練を続けていれば、おのずと本人のエネルギーはレベルアップしていき、指導者を追い抜いていくことも珍しくありません。むしろ、師匠を追い抜くことが弟子の使命でもあります。

臼井氏が作ったレイキ(霊気)にとどまるのではなく、それを他の気功と融合、発展させてより使いやすい方法を生み出していくのが指導者の努めだと思います。

受講者が指導者を選ぶときは、指導者が邪気の存在をわかっていて、その対処法などの研究をきちんとしている人を選んだほうが良いと思います。

 

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レイキの特徴を検証

様々なレイキ(霊気)の団体で言われている10大特徴というものがあります。いつ頃から言われるようになったのかは不明ですが、内容的に疑問符がつくものもあります。それぞれの特徴について検証していきますので、まずは10大特徴をご覧ください。

  1. トレーニングや修行・訓練が不要。
  2. 修行・訓練を怠っても永久にそのパワーが失われない。
  3. ヒーリング中に強力な注意集中が不要。
  4. 気を入れたり、抜いたりする必要がない。
  5. 相手の邪気を受けにくい。
  6. 時間・空間を超えた遠隔ヒーリングが身に付く。
  7. 他のテクニックと無理なく併用できる。
  8. レイキは信じようが信じまいが、必要に応じてエネルギーが流れる。
  9. レイキはあなたの素晴らしい本質を向上させる。
  10. 効果例、実践例が具体的かつ豊富。

1.トレーニングや修行・訓練が不要

レイキ(霊気)では、伝授を受けることで受講者はレイキ(霊気)のエネルギーを使うことできるようになります。

その点では、修行・訓練は必要ありません。

 

しかし、身につけた後は、体に手を当てるヒーリングを行い、体の中に溜まっているマイナスのエネルギー(邪気)を取り除き、エネルギーを充実させていく必要があります。

伝授を一度受けたら、その後何もしなくてよいというわけではありません

身につけた手当ての能力を使わなければ、当たり前ですが体は老化が進み、病気にもなります。

また、邪気をたくさんもらう状況にいる人の場合は、ヒーリングだけでは邪気を取り切れないこともあります。そういう場合は、気功の専門家に相談してください。

2.修行・訓練を怠っても永久にそのパワーが失われない。

伝授を行うことで、体内のエネルギー回路が開くので、レイキ(霊気)の能力はずっと使えるようになります。

ただし、ヒーリングをしなくても体が良い状態に保たれるわけではありません。

当たり前ですが、体は日々老化していきますし、ヒーリングを行わなければ体内にマイナスのエネルギー(邪気)が再び溜まり、エネルギーの流れは悪くなっていきます。

体内のエネルギーの流れが悪い状態になってからレイキ(霊気)のヒーリングを再開しても、最初は体内の邪気が多すぎてヒーリング効果はほとんど現れないと思います。

例えば、過去にプロサッカー選手であったとしても、その後不摂生で太ってしまった場合、サッカーの技術ややり方が身についているけど体がついてこないという状態になるのと同じです。

結局、どんな良い方法であっても継続して続けなければ、宝の持ち腐れとなります。

3.ヒーリング中に強力な注意集中が不要

レイキ(霊気)は手を体に当てるというシンプルなやり方を採用しています。

このため、手を体に当てるだけなので強く意識を集中させる必要はありません。

 

といっても、

  • 手を当てる時にどれくらいの強さで当てるのか?
  • 手を当てている時は、どういった意識で行うと効果が高まるのか?

といった効果を高めるためのやり方は存在します。

 

「手を当てる」という簡単な行為ですが、個人個人で手を当てる強さなどは異なります。あまりに強く手を体に当てれば、エネルギーの流れを邪魔してしまい、効果が低下する場合もあります。

優秀な指導者であれば、こういったやり方について詳しく解説をしてくれるはずです。

 

特にレイキ(霊気)だけでなく、気功も学んでいる人であれば、意識の使い方については深い知識をもっていると思います。

逆に、このレイキ(霊気)の特徴をおうむ返しでいうレイキ(霊気)の指導者は、何もわかっていないということで注意が必要です。

4.気を入れたり、抜いたりする必要がない

体に手を当ててヒーリングをする時に、手からでる気を入れる、抜くといった意識を持つ必要はほとんどありません。手から出るエネルギーは、その体の部分に必要なだけ流れていきますので、自動調整してくれます。

ただし、3の特徴で説明したように、手を当てる時の意識を学んだ方がヒーリング効果は高まります。

 

5.相手の邪気を受けにくい

他人の体に手を当ててヒーリングを行った時に、相手の体からでるマイナスのエネルギー(邪気)は必ずもらいます

この「邪気」という考え方は、病気になる原因として東洋医学の世界では昔から存在しています。

 

レイキ(霊気)は、自然界や宇宙といった外部からエネルギーを体内に取り込んで放射しているから、邪気にやられにくいのだと考えているようですが、最終的に自分の体を通してエネルギーを出しています。

他人にヒーリングをするときに、物理的に手を相手の体に当てているわけですから、相手から出てきた邪気をもらってしまうのは避けられません。

もしかしたら、他の気功よりもレイキ(霊気)は邪気をもらいにくいという意味かも知れませんが、この内容は受講者に誤解を与えてしまいます。

相手に効果の高いことをすれば、必ずその反作用が自分に向かってきます。

これは等価交換の法則ともいえることで、ヒーリングをする人は必ず意識しておかなければいけません。

 

ちなみに、気功の上級者になると、

  • 自分の体のどこに邪気があるか?
  • 他人の体のどこに邪気があるか?

といったことを感じるようになってきます。

また、他人に気功やヒーリングを行った時に、相手から邪気が出てくることを感じますし、相手の邪気が自分にくっついてくるのもわかります。

 

それは思いこみといったものではなく、体に影響が現れます。

体に出てくる邪気をかぶった時の反応は、

  • 咳が止まらない
  • 声が出にくくなる
  • 目が見えにくくなる
  • 目が充血する
  • 頭がくらくらする
  • 相手の悪いところが同じように痛くなる
  • 体の動きが悪くなる
  • 顔色が悪くなる

といった反応がよく出てきます。

 

著者は、邪気を受けないというレイキ(霊気)や気功の先生にあったことが何回もありますが、邪気まみれで顔をみるのもつらいような人たちでした。つまり、自分が邪気まみれであることがわからないくらい麻痺している先生がいるということです。

 

逆に、

「ヒーリングをすると邪気をかぶるから注意しないといけません。」

といって、常日頃から邪気を警戒してケアをしている指導者の方は、邪気の量が少なめです。

 

レイキ(霊気)の指導者の良し悪しを見分けるには、邪気がわかっている指導者かどうかというのは大きな判断材料になると思います。

6.時間・空間を超えた遠隔ヒーリングが身に付く

遠隔ヒーリングとは、遠く離れたところにいる人に対して、エネルギーを送ってヒーリングを行うことです。

レイキ(霊気)では、この遠隔ヒーリングを第二段階(セカンドディグリー)で学びます。

 

西洋医学などの一般常識からすると、目の前にいない人に対してヒーリングを行うなんて信じられないかも知れません。

 

しかし、実際に遠隔ヒーリングを行うことで病気や症状が改善、回復したという事例がたくさんありますから、存在を否定することは難しいでしょう。

 

ただ、時間を超越してという部分ははっきりわかりません。例えば。相手が抱えているトラウマが遠隔ヒーリングで改善することはあります。それを時間をさかのぼって過去の問題を解決しているのだと考えるなら、確かに時間を超越しているといえなくもありません。

 

気功で遠隔ヒーリングをできるようになるまでには、何年もかかりますし、ずっとできない人もいます。ところが、レイキ(霊気)の場合は、シンボルとマントラといわれるものを使い、第二段階(セカンドディグリー)を学べば誰でも遠隔ヒーリングができるようになります。

これは、他の気功とはかなり異なる特徴となっています。といっても、遠隔ヒーリングしている感覚が出ない人もいます。これは気を感じる能力(気感)を高める訓練をする必要があります。

7.他のテクニックと無理なく併用できる

レイキ(霊気)は、体のエネルギー回路を整えて自然界や宇宙といった外部からエネルギーを体内に取り込めるようになる方法です。

自分が扱えるエネルギーの質や量を高める方法ですから、レイキ(霊気)を身につけた上で他の気功やヨガを行ったほうが、効果が出やすくなります。

 

また、マッサージやあん摩、指圧といった手を使う治療法の場合、手から出るエネルギーが強い人ほど効果が出やすくなりますので、レイキ(霊気)を学ぶことは大きなメリットとなります。

 

スポーツで例えれば、レイキ(霊気)とは筋力トレーニングのような基礎能力を高める方法です。

他の手法とどんどん併用することをお勧めします。

8.レイキは信じようが信じまいが、必要に応じてエネルギーが流れる

エネルギーというのは、目に見えませんし、機械で測定できるものでもありません。

このため、レイキ(霊気)といったエネルギーを使う手法を、催眠術の類やプラシーボ(思いこみ)効果、詐欺とみなされることがあります。

 

もし、催眠術やプラシーボ効果であれば、レイキ(霊気)でヒーリングを行ったとしても、言葉の通じない動物や植物には効果が出ないはずです。

 

ところが、動物や植物にもレイキ(霊気)を行うと病気の回復や成長促進といった効果が現れます。

著者も、10数年前に獣医さんからさじを投げられた愛犬コロをヒーリングで完治させた経験があります。コロは、血管の中に虫が溜まっており、レントゲンで見ると肺は変形していました。また、心臓の弁にも虫がつまり倒れたため、緊急手術で心臓に溜まった虫は取り除いてもらいました。

獣医さんに「く」の字に変形した肺のレントゲン写真を見せられ、あと1週間もてば良いほうだといわれました。

すでにコロの肺の変形は進んでいて虫を取り除くことはできないため、自宅で療養することになりました。

自宅に戻ってから、著者はコロに朝晩毎日30分レイキ(霊気)によるヒーリングを行いました。当初は、お腹に水(腹水)が溜まり、食事もほとんど食べませんでしたが、毎日繰り返すたびに腹水は減り食欲も出てきました。

2週間も経つと、コロは以前と変わらず走り回ることができ、食欲も旺盛になりました。

その状態に回復したのを確認してから同じ獣医さんにコロを連れていきました。

 

レントゲンを撮ってもらうと、コロの「く」の字に変形していた肺は正常な形に戻り、血管の中には虫が一匹もいませんでした。

2週間前の状態とは全く異なるコロのレントゲン写真を見ながら、獣医さんは奇跡だといって言葉を失いました。

その後、コロは数年間以前と変わらず元気に走り回り、16歳で老衰で亡くなりました。

 

また、朝顔やレタスなど植物を育てている人がレイキ(霊気)のシンボルを毎日使ったところ、普通に育てた植物よりも1.5倍程度まで大きさが変わったり、花の咲く数が倍になるといった変化を確認しています。

著者に限らずこういった経験をした人がいることを見ても、レイキ(霊気)のヒーリングは効果を信じる信じないに関わらず、エネルギーが自然と流れ改善が起こると考えられます。

9.レイキはあなたの素晴らしい本質を向上させる

人間は、心や体にストレスがかかっている時は余裕がなくなり、人に対してイライラしたり厳しい態度を取ってしまいます。レイキ(霊気)によるヒーリングは、体をほぐしリラックスさせる効果があります。体がほぐれることで心もほぐれるようになり、いつもより優しくなれることは確かです。

10.効果例、実践例が具体的かつ豊富

10大特徴の解説でも書いていますが、レイキ(霊気)のヒーリングによる改善の話はとてもたくさんありますし、内容も具体的です。

事例の多さでいうと、レイキ(霊気)が少なくとも詐欺とかプラシーボ効果の類でないことは確かです。

ただし、レイキ(霊気)の伝授能力は、指導者によって天地の差がありますので、良い指導者を選ぶ必要があります。

レイキの五戒

臼井氏の教えとされる「招福の秘法・万病の霊薬」は、通称「五戒」として知られています。

招福の秘法
萬病の霊薬

今日丈けは

怒るな
心配すな
感謝して
業をはけめ
人に親切に

朝夕合掌して心に念じ
口に唱へよ

心身改善
臼井霊氣療法

肇祖
臼井甕男

 

英語版は下記の通り。

Five Reiki Precents

The secret art of inviting happiness,
The miraculous medicine for all diseases.

At least for today:

Do not be angry,
Do not worry,
Be grateful,
Work with diligence,
Be kind to people.

Every morning and evening, join your hands in meditation and pray with your heart.
State in your mind and chant with your mouth.

For improvement of mind and body.
Usui Reiki Ryōhō.

The founder,
Mikao Usui.

 

さきほどのレイキ(霊気)の10大特徴では、訓練や集中が必要ないとかかれていましたが、創始者である臼井氏の五戒では、朝夕やりなさいという説明があるように、ただセミナーで伝授を受けるだけではなく、その後も自分の体への手当て療法は続けなさいと書かれています。

一般常識から言えば、臼井氏の五戒は的を得た内容であり、続けることの重要さを説いています。

また、心身改善と書かれているように、臼井氏は純粋に体を癒す方法としてレイキ(霊気)を広めたということがわかります。

レイキ(霊気)でどうして心身の改善が起こるのか?

レイキ(霊気)を行うことで、病気が治ったり、精神的に穏やかになるといわれています。

実際に体験をした人の話は聞きますし、インターネットにも書かれています。

著者も自分だけでなく、家族や愛犬の病気でレイキ(霊気)の効果を実感しています。

しかし、体に手を当てるだけで、どうしてそのようなことが起こるのでしょうか?

 

いわゆるレイキ(霊気)で言われている生命エネルギーは、生き物の自然治癒力を高める手助けをすると考えられています。

例えば、病気や精神的に問題を抱える状態になった場合、自然治癒力は低下しています。

 

この低下した自然治癒力を高める上で、レイキ(霊気)によって補給される生命エネルギーが大きな役割を果たしていると考えられます。

残念ながら「生命エネルギー」は科学的に証明されている存在ではないため、西洋医学の世界でいえばプラシーボ効果(思いこみ)という判断をされてしまうことがよくあります。

 

西洋医学は病気になった場合、明確な原因を見つけようとします。

この病気にはこの成分といったように、病気と原因を直接つなげようとします。

 

ところが、レイキ(霊気)や気功の場合は、自然治癒力という人間が持っている能力を後押しすることで、病気を治せる体に整えようとします。

 

こういった根本的な考え方の違いが、西洋医学ではうまく説明がつかず原因も特定できないことから、受け入れることが難しくなります。

西洋医学の機器では測定が困難ですが、人間の感覚がある一定のレベルになると感じることができる気や生命エネルギーがあるのはほぼ間違いありません。

著者のレイキ(霊気)受講者には医師の方が数名おられますが、皆さんヒーリング能力や遠隔ヒーリングについては、存在を認めています。ただし、それを科学的に証明するには検査機器や科学がまだ追いついていない状況だと認めておられます。

「不思議ですが、自分でやっても効果が出るんですよね。」

というのが、受講者の感想です。

 

最近、電子薬学という分野が注目されるようになってきました。

電子を体に補給すると、弱った細胞が再び元気になり老化がおさえられたり、病気が治るというものです。

これは病気に関係がなく、まるでレイキ(霊気)や気功の効果とよく似ています。

将来、電子薬学の世界でレイキ(霊気)や気功の効果が説明できるようなるかも知れません。

 

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レイキ(霊気)で個人差が出る理由

レイキ(霊気)の効果を実感している人がいる一方で、全く効果を感じない人や逆に体調が悪くなったという話もあります。

こういった個人差はどうして起こるのでしょうか?

 

これには大きく分けて二つの要因があると考えられます。

それは、レイキ(霊気)の伝授を行う指導者(ティーチャー)側と受講者側の状態です。

 

指導者(ティーチャー)のレベルが高いか低いか?

レイキ(霊気)の場合、指導者(ティーチャー)が受講者に伝授を行います。

この伝授は、指導者(ティーチャー)がもっているレイキ(霊気)のエネルギーを受講者に送り込んで、自然界や宇宙といった外部とつながるエネルギー回路を整えていきます。

 

ですから、指導者(ティーチャー)のエネルギーレベルがもろに伝授効果に表れます

 

単純にいえば、エネルギーレベルが低い指導者(ティーチャー)の伝授を受けても、受講者に大きな変化は起こりません。

逆にエネルギーレベルが高い指導者(ティーチャー)から伝授を受けると、受講者は大きな変化を起こします。

 

ですから、レイキ(霊気)の伝授を受ける上で、どの指導者(ティーチャー)を選ぶかはとても重要になってきます。

 

指導者(ティーチャー)の見分け方

レイキ(霊気)の指導者(ティーチャー)を選ぶうえで重要になるのは、エネルギー的な修練をレイキ(霊気)以外にもしているかということです。

レイキ(霊気)には、一般的な気功では当たり前の修練方法がありませんから、指導者がレベルアップする方法は他の気功で補っていく必要があります。

 

これは気功の世界でいえば、至極当たり前のことです。

積み重ねの無い人から伝授を受けても、受講者はほとんど変化しません

中には、レイキ(霊気)のエネルギーを感じることができていないにも関わらず、伝授する形式だけを学んで伝授行為を行っている指導者(ティーチャー)もいると聞きます。

レイキ(霊気)を集中的に学ぶと1週間程度で指導者(ティーチャー)になれるという団体も存在しているくらいですから、そういった粗悪な指導者(ティーチャー)がいることも否定できません。

一般常識で考えれば、素人が一週間で特定の分野の指導者になるというのは、かなり荒唐無稽な話ですし、そんな人は誰からも相手にされません。

ところが、目に見えないエネルギーの世界になると、途端にそういった一般的な常識がなくなってしまい、あまりにも飛躍した話が出てきてしまいます。

 

こういった積み重ねの無いエネルギーレベルが低い指導者から伝授を受けた人は、レイキを受けても変化が起こらず、騙されたという気持ちになってしまうでしょう。

 

目に見えないエネルギーの世界とはいえ、指導者(ティーチャー)になるには広範な知識とそれなりの修練が必要です。

逆に言えば、見えないエネルギーを扱うからこそ、目に見える方法以上にきちんとした修練方法を選ぶ必要があります。効果のない修練を続けても一向にレベルが上がらないというのは、気功の世界でもよくあることです。

 

このように、レイキ(霊気)は指導者から伝授されるエネルギーレベルに大きく依存する方法ですので、指導者(ティーチャー)の資質をきちんと見分ける必要があります。それを間違えると、全く効果がでないという結果になります。

 

下手をすると、指導者(ティーチャー)がもっているマイナスのエネルギー(邪気)を受講者がもらってしまい、体調を崩してしまう、運勢が悪くなる可能性もあります。

 

受講者の個人差

指導者(ティーチャー)側に大きな負担がかかるレイキ(霊気)の伝授ですが、受講者側の個人差も影響があります。

 

体の状態は、人によって千差万別です。

いわゆる気の流れが良い、元々感覚がある人であれば、レイキ(霊気)の伝授を受けることでヒーリング能力が高まるため、体の不調を簡単に改善することができると思います。

一方で、受講者の気の流れや体調が悪い場合、伝授を受けてエネルギー回路を開いたとしても、体が回復するくらい十分なエネルギーをヒーリングで補給できない可能性もあります。

気の流れが悪くなる原因は、生活習慣の乱れや食生活、電子機器を多く使うなど、様々な原因があります。

また、家系的に邪気を多く受け継いでいる場合もあります。

 

こういった受講者がどんな体の状態であるかというのは、レイキ(霊気)の指導者が十分な気感を持っていれば、セミナーで接する中でわかってきます。

受講者の方はレイキ(霊気)の指導者にご自分の状態がどんな状態であるかといったことを確認してみると、具体的ンどうしたらいいかといったアドバイスをもらえると思います。

まとめ

レイキ(霊気)は、純粋に心身の健康を保つための方法として、臼井氏が大正時代に開発した手当て療法の一種です。伝授という方法によって、受講者がセミナーを受ければすぐにヒーリング能力が身につくといった点が大きなメリットです。

 

しかし、レイキ(霊気)の指導者によって伝授効果に大きな違いがあるため、どの指導者から伝授を受けるかはよく調べてから行ったほうが良いと思います。詐欺やスピリチュアルといわれる大きな原因は、指導者のエネルギーレベルの違いによって起こることも多く、受講者の個人差で起こる場合もあります。

指導者を選ぶ際は、指導者が邪気というマイナスのエネルギーを理解しているか、その対処方法を知っているかという点がポイントとなります。

宗教から伝授の方法を取り入れたため、宗教的な言葉が多く使われますが、レイキ(霊気)は純粋に心身を改善するための療法です。

病気を予防する方法が西洋医学ではほとんどないため、レイキ(霊気)のように自分で自分を改善できる方法を身につけることは、病気予防や心の健康にとっても良い方法だと思います。

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